今回は、遮光器土偶。
なんでそんなことを書くかというと、たまたま、田尻に行ったんです。田尻は、東北本線小牛田駅の一つ北にあって、直ではなかなか行けない。小牛田乗り換え。その日は、踏切に車が止まってしまい、緊急停止した関係で20分遅れで小牛田到着。本来、乗りたかった便はすでに発車していて、1時間待ち。
ま、それはそれで良いとして、田尻に着き、駅前で観光案内板を見ると、遮光器土偶が出土しているとか。
ま、まじかー、県内で出てるなんて全然知らなかった。
遮光器土偶といえば、あの宇宙服みたいのを着てるように見えるもので、昔々、あのでっかいのが大勢で地球をのし歩いている絵を見たことがあるけど、宇宙人とも言われてます。
これかなー??。
ネットにあったイラスト
遮光器土偶の有名なもの青森県の亀ヶ岡遺跡から出土したもので、片足のないもの。田尻の恵比須田遺跡からは全身がきれいなまま出土しているので、かなり貴重です。実物はどちらも東京国立博物館にあります。
遮光器土偶といえば亀ヶ岡だと思っていたので、宮城にも、と思ったわけですが、実は石巻でも出ていました。石巻というか河北町ですね。しかも、石巻市河北町女川という、わかりにくい地名ですね。泉沢貝塚というところです。
Wikipediaによれば、遮光器土偶は東北各地で出土していて、それを模倣したものが北海道から近畿まで広く出土しているとか。
Wikipediaの記事
そのへんの流れがさっぱりわかりませんが、どういうことなんでしょう。東北で作られたものがどういう経緯で全国に広がるのかさっぱりわかりません。縄文時代ですから。
そのへん、歴史の人たちはどう考えてるんでしょうね。だいたい、各地で出てる割に、どこでどれだけ出たとか、どこで作られたとか、書いてありません。Wikipediaだからかもしれませんが。
最後になりますが、青森の木造駅です。
駅舎に土偶がいます。いるというか、土偶が駅舎になってるというか。
土偶の駅舎
以前は目が光ってたというのもすごいし、これを竹下首相のふるさと創生事業で作ってしまったところも、はー、、と思うところですが、今思えばもっと派手にやれば面白いのにってなります。
列車の発着に合わせて目を点滅させていたのは、子供が怖がるからと止めてるようですが、どんどんやるべきでしょう。それと、街中に土偶をいっぱい置いて、山にでっかい30m級のを設置して、涅槃釈迦像みたいのとか、イースター島風に並んでるのとかも置いて、学術的な資料館もきちんと作って、素焼きの土産物も置いて、顔嵌めパネルも置いて、素焼き体験もできて、っていうことにすれば世界中からわっさわっさと人が来たかもしれないのに。
しつれーしました。
おわり。